私の戦闘力は53万です

awsとgcpについて書きます

AWS WAFv2とWAF classicの違いを簡単にまとめ

AWS WAF がいつの間にかWAF Classicという名前になっている・・・・
そして今のWAFはWAFv2と呼ぶらしいです。
何が違うのか分からなかったので触ってみました。

主な変化点

WCU

WAF v2にはWCUという概念が導入されています。
WCUは遠足のおやつのような概念です。
遠足のおやつは300円までと決まっており、好きなお菓子の組み合わせを値段を見ながら300円に収まるように選びます。

WAFでも、似たようにWebACL1つにつき、1500WCUまでというスコア上限が決まっており、
好きなルールの組み合わせをWCUのスコアを見ながら全体で1500WCUに収まるように選びます。
例:wordpress用のルールグループ:100WCU
  AWSの選ぶIPブラックリストルール:25WCU
この1500という値は上限緩和申請により、上乗せが可能ですが、
あまりたくさんのルールは追加できないと思っておいた方が良いです。
基本的には複雑なルールほどWCUが高いです
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また自作ルールもWCUが適応されます。目安は下記です。
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マネージドルール

マネージドルールという概念が追加されました。
こちらはルールをある程度良かろうという物がまとめられた物です。
以前からも、そのような機能はありましたが、下記が大きく異なります。

AWS提供のマネージドルール

AWS提供のマネージドルールが存在します。
これまではサードパーティ製の物が主でしたが
AWSが提供してくれるマネージドルールが存在します(しかも無料!)

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マネージドルール中の、ルール別の設定が可能

以前は、ルールの集合を適応するときは、
まとめて適応するかどうかだったのですが、
WAFv2からは、マネージドルールの中の、さらにどのルールを適応・除外するかを選択できます。

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ManagedRule

より柔軟なルールの記載が可能に

ネストされたルールにより、より柔軟なルールの記載が可能になりました。
ちなみにこちらはAWSコンソールからでは設定が不可のようです。
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他にも細かな違いはありますが、主な変化点は上記かと思いました。
また触ってみたらブログ書きたいと思います。